リック・最後の戦い(本編4)

□第二章
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絲夜とスティッチが、一週間後ぴったりに来た。
そして、合流しての第一声が、
「あら、たったこれだけなの?」
これである。
「これだけって…むが」
ライが反論しようとしたが、リックに両手でがっちりと口をふさがれた。
「レジスタンスって言うくらいなんだし、数は少なくても、もう少し骨のありそうな人間は居ないのかしら。人間じゃなくてもいいけど」
「絲夜さん、少し言い過ぎなんじゃ…」
まくし立てる絲夜を、スティッチがたしなめた。
「…まあいいわ。私達は暇つぶしに来たんだし、せっかくだから楽しませてもらいましょうか?あなたたちの決めた作戦がどこまで通用するか、見届けてあげるわ。リーダーさん」
絲夜はそう言うと、ライに向かって少しだけ微笑んだ。
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