殺し屋リック(短編・グロ強)

□ケース6・グレイとの決着
1ページ/7ページ

「リック」
「なんだ」
フィリアとダーツに興じていた(リックがボロ負けだ)リックに、絲夜は話し掛けた。
「最近殺しすぎよ」
「ああ…だが、仕方ないだろう」
「仕方ないで済む問題じゃないわ…賄賂は無限に出る物じゃないのよ。それに、至高神の信者に賄賂は効かないわ。つまり、役場に頼んでる事件の揉み消しもリックほどやられると莫大な金額がかかるのよ」
「…じゃあ、どうしろってんだ」
「殺戮じゃなくて暗殺にしなさいよ。このままだと事件の揉み消しにかかる賄賂の代金は給料から引く事になるわよ」
「ぬ…」
リックは、それきり黙り込んでしまった。
「わかったわね」
「うう…」
リックに選択肢は無かった。許されているのは、ただただ頷く事だけだった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ