SHINHWA NOVEL 4(恋愛小説)

□リワンとマホ(heart blanket特別編A)
1ページ/24ページ


夕方、買い物から帰って来た俺に母さんが言った。

「リワン」

「何?」

「今日はマホちゃんが来るの、覚えてるわよね」

「覚えてるけど?」

「マホちゃんの塾が終わる頃に迎えに行ってあげて?ああ、あの子はそのまま今日はうちに泊まるからね」

「え?!泊まんの!?」

「そうよ。面倒見てあげてね」

「面倒って…マホはもう中学生だろ」

「そうだけど、まだ子供だからね。ま、リワンも子供だけど」

「俺は子供じゃないって!…エンディおじさんは仕事なの?」

「そう、夜遅いって。真紀おばさんは用事があって日本に行ってるし、エマちゃんは塾の合宿なんだって。だからマホちゃん一人なのよ」

「ふーん」

「最近物騒だから男の人が一緒に居てくれた方がいいの。塾が終わったら電話してくるって言ってたから、よろしくね」

「はいはいー」




俺には幼馴染が何人かいる。

親同士が仲が良くて、生まれた頃から良く一緒に居たような仲間が。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ