碑文の棚

□**頑張り屋と心配性**
1ページ/4ページ

太陽が照りつける夏の熱い日の授業
クラスメートは暑いのを我慢し、必死になって黒板の字をうつしている





珍しく皆守も、テキパキとはいかないがカリカリとノートをとっていた。


『あー・・めんどくせぇ』

心の中で呟いた・・
そして、ふと九龍の方を見ると、手も動かさずボーとしているのが見えた
皆守は不思議に思い、紙を丸め九龍に投げた、紙は九龍の頭にあたった・・


『・・・甲』







バタッ




「なっオイ!九ちゃん!」




九龍は皆守の名前を小さく囁くとバタリと倒れてしまった・・
クラスメートはざわざわと騒ぎ始めた


「皆!静かに席について」


雛先生が注意すると皆は心配しながらも席についた。

皆守は席に座らず九龍を心配そうに抱き抱えていた。



「皆守君!九龍君は?」



「熱があるみたいだ・・この馬鹿・・」




「そう・・皆守君もし良かったら、九龍君のこと保健室に連れていってくれないかしら?」



「あぁ・・」





皆守は返事をすると、九龍を背中に背負い保健室へ向かった
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ