碑文の棚
□**透き通る夏の空***
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夏のわりには涼しい午後
学校の屋上を上がれば涼しい風が吹いている。
「うーんっ気持ち良いなぁー夏じゃないみたい」
風を体にうけ背伸びをする青年、葉佩九龍は授業をサボり一人屋上でのんびりと時間をつぶしていた。
「甲ちゃんも来れば良かったのに」
とポッリと呟いた
その時後ろからガチャとドアの開く音が聞こえた。
九龍はその音がしたほうに目をやるとそこには・・
「はっちゃん・・」
「んあ?あっかまちーだ!こっちにおいでよ」
友達である取手であった
取手だと分かると九龍はニコリと笑い、おいで、おいでをする。
それを見た取手はクスッと笑い、九龍の方に歩いて行った