M a i n
□あめあがり
1ページ/3ページ
" あ め あ と "
------------------------
キミゎ今も、水たまりを見つけてゎ
空を見ていますヵ?
------------------------
雨上がりの綺麗な空。
水たまりに映ったそれをじーっと見ている少年がいた。
「・・・・何してるんです?」
声をかけようヵ迷った結果、骸ゎ話しかけた。
「・・ワォ。何のよう?」
心底嫌そうな顔で雲雀ゎ応えた。
「そんな明らかに嫌そうな顔しなくても・・」
「嫌な物ゎ嫌だヵらね」
ツンとした態度で返し
再び水たまりを見つめた。
「・・・何か映っているんですか?」
・・・・
応答は無い。
無視ですか・・と思い骸は
これ以上雲雀に話しかけても無駄だろうと
その場から離れようとした。
「どこ行くの?」
「へ・・?」
骸は後ろから聞こえた声に驚いて間抜けな返事をした。
自分を無視していた相手が自分を呼び止めるなんて。
「ねぇ、聞いてるの?」
「えっ!えぇ、聞いてますよ。だってキミが無視するので・・」
骸の声は終わりにつれて次第に小さくなった。
というのも相手は常識が通用しないのだから。