記念

□300バンキリリク
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今、自分の目の前にいる敵………









それは必ず倒さなければならない敵………










弟を殺めたこの敵を必ず………



















「ハァ………ハァ………いい加減やられたらどうなんだ………」










額から流れる血を腕で拭う
俺の体には無数の傷跡………










「それはこっちのセリフなんだけどな………」










相手も俺が傷つけ血が流れる頬を拭っている










息を整えると互いに武器を構え直す










そして、どちらともなく相手に突っ込んでいく
激しくぶつかり合う武器と武器
響き渡る怒声










ひるがえり続ける青と紫










降り止まない雨、止めどなく流れ続ける紅い雫










互いの瞳には憎しみの炎が宿り、その炎は相手を殺すまで消えることはないだろう






























被害者は誰なのか
加害者は誰なのか
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