記念
□600バンキリリク
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「ドナ………テロ………」
「なんだい、ラファエロ?」
「本当に………幸せ………か………?」
「………!?」
「お前………は………これで………本当………に………幸せ………なの………か………?」
君の赤く染まった手のひらが僕の頬に触れる。
触れた瞬間、世界が暗くなった。
「ロ………ドナ………ナテロ………ドナテロ!!」
「うわぁっ!?」
「うわあっ!?じゃねぉよ!!大丈夫かよ、凄くうなされてたぜ?やっぱりお前徹夜しすぎなんだよ!!」
「あぁ………うん、そう………だね………」
「ったく、ちゃんと寝るようにしろよな〜」
僕の本当の気持ちは何なんだろう?
君と同一じゃ無いことに怯える僕………同一になったため二度と"一つ"にはなれない事に嘆く僕………夢で良かったと安心する僕………
あぁ、僕の愛情はなんて歪んでいるのだろう………