境界編
太陽が消えた。
それが全ての始まり。
――誰かの心が泣いてる……
類い稀なる能力を持った少女が感じ取った誰かの心。
――信仰のない神は、存在できない。
神話には名のない、信仰を持たない姫神の悲痛な言葉。
――彼奴が己の意志で選んだ道だ。私は干渉せぬ
もう一人の太陽神は助力を拒み
――強い意志を示せばあいつは動く。“彼女”の意志を超える、強い意志を示せ
少年たちは方位神の助言を受けて助力を勝ち取り
――……うちらを利用したのは神々と人間の方どす。
巨椋池で“境界の妖”たちに出会う。
――そこまでして人界がほしいか……!
娘を奪われた母の怒り。
――我らは…っ
捕われた心を、解放せよ!!
安倍晴明の二人の後継者が強大な影に挑む、少年陰陽師二次創作小説・境界編。
全ての裏にあるものと真実とは――。
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