ソウルイーター
□ゲーム
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今日こそは聞いてやる。
前から疑問に思っていたことを。
「なあ、マカ、ひとつ聞いていいか?」
俺がそう聞くとソファーに座っていたマカは、本にしおりを挟んでからこっちを向いた。
「何?」
一言なのは、はやく本が読みたいという意思の表れなんだろう。
だが、俺もひくわけにはいかない。
今まで何度も気になっていて聞けなかったことを、今日こそ聞こうと決心したんだからな。
「なんでマカはキッドには君付けなんだ?」
「ハア、聞きたいことってそれ?」
マカは呆れ顔だ。
でも、俺は必死なんだ。
「だって、俺やブラック☆スターなんかは呼び捨てだろ。
だからなんでかなってな。」
たいした理由じゃないのかもしれない。
それが分かっていても気になるのは、キッドがマカの特別なんじゃないかって気がするからだ。
もしそうだとしたら、俺は……。
「なんとなくだけど?
それにアンタやブラック☆スターに君付けしてる私が想像できないんだけど。」
そう言うマカはいつもの様子だ。
俺は、ホッと一息ついた。
その時、俺は面白い事を思いついた。
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ソウル君付け作戦?