コードギアス

□空回り
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「ああいうのタイプなんだ。」

アーニャの前でそう言ったのは、やきもちを妬いてもらいたかったからだ。

でも、アーニャは私の気持ちに気づいてくれない……。
かまってほしいのに無視される……。

アーニャは私のことをどう思っているんだろうか?

分からない、分かるはずもない、人の気持ちなんて……。

それでも、ひとつだけ、私にも分かることがある。
アーニャはルルーシュ・ランペルージに興味を抱いているということだ。
なぜなら、生徒会室に集まっている時、アーニャがいつもルルーシュを見ているから。

そのことに私は、最近気がついた。

だけど、私は気づいていないふりをして、さりげなくいつもアーニャとルルーシュが二人きりにならないようにしている。

もしかしたらアーニャは、ルルーシュに興味ではなく恋心を抱いているのかもしれないと思いながら。

だから、政庁に戻ったら私は、すぐにアーニャの部屋に向かうんだ。

アーニャの関心を自分に向けるために。

ついでに自分の想いを告白しようと毎回思っていたりもする。

「アーニャ〜♪」

今日も私はアーニャの部屋に向かう。
告白しようといつものように思いながら。

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