コードギアス

□アナタにプリンを
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「はぁ、俺にくれると。」

「そう、アナタに。」

あの無口なアーニャが珍しく俺に話しかけてきたと思ったら、俺に何かを渡してきた。

毒が入った物ではないようだが、何だろうか?
敵から物をもらうというのは、何だかいい気分しないが……。

「プリン、アナタが好きだろうと思って。」

何故、俺の好物を知っているのだろうか?
やはり、皇族時代に会っているのか、アーニャと。
全然憶えがないが……。

「プリン、……食べて。
生ぬるいプリンはまずいから……。」

「ああ、そうだな。」

俺は仕方なく食べる事にした。
別に敵意などアーニャにはないだろうから。
それに、アーニャの見つめてくる瞳に耐えられなかったしな。

「おいしい。」
普通においしかった。

「そう、よかった……。」

そう言い、アーニャは優しく微笑んだ。
その微笑にナナリーの姿を被せてしまったのは、不覚だったのだろう。

「ああ。」

そしてアーニャは、心なしか赤い顔で去っていった。
何なんだ、いったい?


(オマケ 去っていたアーニャ)


ルルーシュのあの顔は反則。
まだドキドキする。
でも、プリン食べてもらえてよかった……。
おいしいといってもらえてうれしかった……。


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