love

□究極の愛の言葉
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「――おい貴様、手を出せ」

そうしてアスランの目の前まで来たところで、俺はそいつに自分の持っていたレポート用紙を受け渡した。

「…なんだこれは?」
「見て分からんか。レポート用紙だ。」
「そんなもの見れば分かるさ。だから、俺にこれを渡して何しろって言うんだよ?」

そう言って怪訝な顔を向けるアスランに、俺は声を大にして伝えてやる。


「――貴様、せっかく恋人同士になったというのに、いつまでたっても俺に対しての愛情を示してこないだろう!?
さっきもそうだ、俺のことを愛しているのか?と聞いたのに、まるで可愛いげのない返事ばかりをしやがって!!いや、さっきだけじゃないぞ!こないだだって……!!」


…思い返せば返す程、不満が積もる。
なんでこいつは、俺に「好きだ」と言わない?
いつもいつも生意気な態度ばかりで、まるで恋人らしいそぶりをしやがらない。

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