小説

□暑い日の過ごし方
2ページ/4ページ

冷房が効いていないのに対して俺はアスランに怒鳴り散らすが奴が出てこない。まさか隠れているとか?暑さとかでイライラを通り過ぎた俺はズカズカと室内に入る。とりあえず俺が冷房を付ければ、とエアコンがある部屋に入る

「こ、これは…」

ここの生活で必需品となっているエアコンが、見るも無残に解体されている。エアコンが無いと思った途端に余計汗が噴き出してくる。やはり奴は隠れたのだ

「アースラン…どーこだぁー…」

暑い暑い暑いぃ!!ベルトを外し軍服を適当に脱ぎ捨てて、部屋を一つ一つ見回る。アンダーシャツとズボンだけになっても暑い。自慢の髪も一つに結んでいるのに、解れた髪の毛が汗で首回りに引っ付く

「出てこーい…」

ほとんどの部屋は見終わった。と言ってもそんなに部屋数は無い。一応俺が隊長を務めているから一番良い部屋を貸してくれている。出来ればもっと良い所を貸して欲しかったが
残るは後一つ。バスルームだ

「此処かァ!!」

ドアが壊れるのでは無いかと云う程、力任せに開けると

「――…」

ガチガチと震えながらバスタブに浸かっているアスランが居た
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ