小説

□知らぬが仏
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・ディアッカ目線


「くっそ――――――――――!!!!!」

ガシャーンと音を立てて部屋の中を荒らす俺の同室の片割れ

あぁ…あのグラスお気に入りだったのにな…絶対あれで酒飲んだら美味かっただろうに…

ホロリと涙が落ちそうになった


「じゃあ勝負、止めちまえばいいのに」

「うるさあぁ―――いっ!!」

ガシャーン…ベリ―バリバリ


あぁ…新人アイドルのポスターまでも奴の餌食に……

「だいたいっ、俺のこの気持ちが分かるわけないだろうがっ!!貴様なんかにっ」

「はいはい…」

「毎回毎回負けても負け続けてもっ!!この気持ちは覆すことは無いっ!!」

「あぁね…」

「貴様…俺の話を聞いてるかぁ?」

「まぁ…そりゃ」
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