小説

□非日常的な日常生活
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小刻みに時は進み待ち焦がれた日が訪れた

しかしパソコンはメールを知らせる事もなくただそこに存在するだけ
電話も鳴らないし来客を知らせる音もない

忘れている……とか?



まさか、と思いつつ17分と知らせる時計を見て諦めたように俺はベッドに潜り込んだ

去年は手作り料理で祝ってもらい、その前の年はアクセサリーを…その前の前の年はハロを、その前の前の――…


とりあえず毎年必ず0時を示した瞬間に何かと誰よりも早く祝いの言葉をくれたのに今年は26分過ぎた今も連絡無し

彼奴は物忘れが酷いからな…と何だかんだと文句をなすりつけ俺は眼を閉じた





――が、数秒もたたない内に目線は開いたままのパソコンに





やはり何も来てないため画面は暗いまま


その行動を何度か繰り返し気が付いた時には眠ってしまった
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