小説
□幼き思い出色褪せても
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「あらエザリア」
「レノア久しぶりね。旦那様は?」
藍色の髪の女性と和気あいあいと話している母を見上げるイザーク
ふと藍色の髪の女性と目があってしまった
「エザリアにそっくりね、お名前は?」
「えっ…イザークです」
「初めまして、イザーク。こちらは私の子アスランよ」
そういって自分と同じ藍色の子の肩に手を置く
「アスラン…?」
ぺこりとその子は頭を下げる
イザークはチラリと隣にいるピンクの子を見る
「私はラクスです」
視線に気が付いたのか、その子はニッコリと笑って自己紹介をした
「アスランではなくて?」
「まぁ…面白いですわね」
クスクスとラクスに続き母のエザリアやレノアが笑う
その中でアスランだけ顔を赤くしていた