小説
□煌びやかなる影
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「アスラン」
呼ばれた方を振り返ればそこには金髪の後輩が
「整備についてですが…」
手に持っていた資料のある箇所を指差し聞いてきた
するとアスランはふと疑問に思ったことを何も考えず口に出した
「君にも分からない事あるんだな」
きょとんとし次には微笑を浮かべ“それぐらいあります”と言った
「ですので今から少し時間よろしいでしょうか」
「今、から?」
「はい」
レイから頼まれることなどめったにない
だからつき合いたいのだがこれから来客がくる
それもアスランにとって大切な人が
しかしそれは突然現れることとなった
二人の間を裂くようにして告げられた名の方へ目を向ければ、そこには誇り高くしこちらへ向かってくる白い影
「イザーク!!お前まだ時間…」
「俺は15分前行動だ。で?」
「で?」
イザークは意味ありげにレイの方をチラ見する
「あぁ、レイだ。俺の後輩」