小説
□おめかし
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「……」
コーヒーをすするイザークを睨むアスラン
イザークは視線を感じながらも新聞に目を通す
が、やはりと言うかアスランのオーラに負けてしまった
「なんだ」
「俺に言うことがあるんじゃないか?」
何を…と新聞からアスランへと目を向けると無愛想な顔
そして自分のシャツとボクサーパンツというなんとも朝っぱらから過激な姿
「誘ってるのか?」
目を丸くして言った言葉にアスランも些か頬を染めて反論する
「違うだろ!!」
「あぁ…おはよう、か?」
「おはよう……じゃなくて!!俺の服っ!!」
これ、と高々に掲げられた白い布
「それがどうかしたのか」
「俺のお気に入りのシャツだったんだぞ」
「そうか、それはすまないな。そこのネクタイ取ってくれ」
アスランの背後にある椅子に一本のネクタイがあった