小説

□絶望会
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「すみません…私のお古になってしまって…」



いや、謝る所が違うと思うのは俺だけなのか






俺はラクスに呼ばれプラントのある某所に行ったのはいいが頭をかかえた

目の前にある着物と呼ばれる服は2つ共見たことがあるものだった
1つめは紫を基本とした着物の型のミニスカート
2つめも同じく着物の型のミニスカート
こちらは黒を基本としている
どちらも大戦時にラクスが身に纏っていた服装である
嬉しいことなのかそれぞれ上着が付いてあった

「人間は諦めが肝心なんだぞ!!」

「カガリのその着物と交換すればいい話じゃないか!?」

カガリが着ている着物は明らかに藍色を基調とした袴である
しかしカガリはニコニコと楽しそうにしていた表情を変え、ぷくーと頬を膨らませれば

「サイズが合わなかったんだっ!!この無礼者っ!!」

逆に怒らせてしまった

「他にないのですか…?」

「ありません(キッパリ)」

さぁ早く…と2つの服を持ちラクスが近づいてくる
プルプルと首を横に振れば、今までに見たこともない笑顔で衝撃的な言葉を放った

「ならば、私のコンサート衣装にいたしますか?」

それならばとクローゼットを開け、あれこれと悩むラクスに俺は泣き縋った
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