小説

□絶望会
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――今年こそは周りに振り回される事なく己の意志を貫き通し日々を過ごしたい――















新年に向けての願望は呆気なく三日後潰れてしまった







「アスラン、明けましておめでとうございます。三日に皆様と新年会というものを催ししますので是非どうですか?」

電話越し、柔らかい声でラクスは新年の挨拶と共に要件を告げた

「新年会とは?」

「新年を祝う会ですわ」

「そ…そうですか」

「ちなみに…、」












溜め息を一つついて受話器を置いた
未だにラクスのある一言が頭の中でグルグルと渦巻いている


大丈夫だよな…きっと










――新年を祝う時は正装をしなければなりませんわ。でも御心配なく。アスランの着物はこちらで用意させていただきます。なかなかプラントで手に入る品物ではないですからね。アスランは手ぶらでお越しくださいませ――
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