小説

□獅子の分け前
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イザーク(ライオン)何よりも自分が一番だと考える自信家


アスラン(ロバ)天然で誰よりも平和を愛する


ディアッカ(キツネ)狡賢く、時には弱い








さて、こんな子達が織り成す話は子供たちには少し刺激の強い寓話のお話



















「アスラン、ディアッカ狩りに行くぞ」

自慢の鬣(たてがみ)を風になびかせながら子分を狩りに誘うイザーク

「嫌だ。俺は争うことが嫌いなんだ」

アスランは頬を膨らませ、そっぽ向く
が、そこで許すイザークではない

「貴様、そんな考えだから弱者止まりなんだっ!!ディアッカ、連れてこい」

いつも二人の世話役となっているディアッカはいつも通りに従う
そうしなければお天道様に二度と会えなくなるからだ
まだまだ命が惜しい彼は捕らえるため逃げ回る藍色を追っかける





「い〜や〜だ〜!!離せこのエロ狐!!」

首筋を捕まれ捕獲されたアスランは空しくも狩りの場へ道連れになった

アスランは一応足は速い方なのだが、命がかかってるディアッカの足の速さには叶わないのだ
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