小説

□直線な君に屈曲な俺を
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「そうやって直ぐ喚くから嫌」

「ぅぐっ…」

あ、焦ってる
そりゃ図星だよな
そう簡単に自分の思うようになると思ったら大間違いだ

「まぁ…条件をクリアしたら考えてやっても良いけど」

「貴様っ…!!」

「嫌なら良いよ。俺は君の事が嫌い…と言うことでこの話は終わり」

趣味の時間を削らないで欲しいもんだと心の中で文句を言いつつ中断していた作業に取り掛かろうとした時



ガシッと力が肩に掛かる



見れば肩にはイザークの両手が
確認するや否やガクガクと視界が揺れる


「勝手に話を終わらせるなっ!!」

「ちょ…止めっ…分かった分かった!!」


こういう時だけやけに力が強すぎる
少し頭がクラクラしているんですけど


「で、条件はなんだ?」


こめかみを押さえて条件を述べていく

俺様発言はしない、直ぐに喧嘩腰にならない事、つねに優しくしてくれること、勝負を持ち込まない、怒鳴らない、八つ当たりしない、勿論ディアッカ達にも八つ当たりは無しで、この話の内容は秘密、あと食堂のメニューにロールキャベツや桃が出た時は俺に分けてくれる、青魚のメニューを目の前で食べないこと、あ、俺が前に歩いてる時に俺のブーツの踵を踏んだら駄目

ま、ざっとこんなもんかな
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