小説

□罪深き麗人達よ
2ページ/4ページ

ディアッカ顔面蒼白
それはイザークの発した言葉のせいか、はたまた未知の世界が見えたのか


(親父…先に逝く息子を許してくれ)


薄れゆく思考の中でディアッカは父親に謝った
















「おい、アスラン!!」



幾度か呼び掛けるとアスランはパチリと目を覚ました


「…あれ、イザーク…どうして」


「それはこっちの台詞だ」


ムスッと腕を組み見下ろすイザーク
キョロキョロと周りを見渡せば、見慣れた自分の部屋で無い事が分かった
そして左手の方に温もりがある
不思議に思い、その方を見れば寝ているディアッカの姿
若干顔色が悪いが

「ここ…」

「何故ディアッカと寝た」

凄く不機嫌そうなイザークに少々怖がりながらも昨日の夜の事を思い出す




たしか……





「ミゲルが遊びに来てて、ディアッカとラスティと俺で……あ、酒盛りパーティーをしたんだ。で、酔い過ぎた俺をディアッカが見てくれたんじゃないかな?」


「だからと言って一緒に寝る事ないだろうがっ!!」


「あんまり記憶に無いけど…ラスティが部屋のロックを酔った勢いで作り変えちゃって…それで…うん、ディアッカが部屋に来いって。床に寝ようとしたら……」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ