小説

□罪深き麗人達よ
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いつも通りに今日も朝からイザークの叫び声から始まる

しかし何故か今日のは雰囲気が違った
















「貴様が何故ソイツと一緒に寝てるんだッ!!」

「んー…」

もそり…とダルそうに起き上がるディアッカ
ガリガリと自慢の金髪を掻き、ふと違和感のある下半身をぼんやり見る

「……へ…?」

ディアッカの下半身に抱きつくようにして未だ眠っているアスランの姿

「ディアッカ…貴様……」

密かにイザークが恋心を寄せているアスランがよりによってディアッカと一緒に一晩過ごしていたという事が頭にきているのだろう
わなわなと両手を震わせ、今にも飛びかからん勢いにディアッカの口角が引きつる

「おっ俺は無実だっ冤罪だっ!!」

「問答無用!!死刑にしてやる!!」

イザークがディアッカの胸倉を掴んだ瞬間、寝てるアスランが唸った

「あぅ、ディ……カ……」

苦しそうに眉間に皺を寄せるその表情に二人とも脳内であらぬ想像を繰り広げる

「…今頭の中でアスランに何をした」

ニヤニヤと笑っていたディアッカにプツンと何かが切れ、いつしか胸倉を掴んでいた両手は首に
徐々に絞める力にディアッカは慌てる

「まじ、なに…も……」

「素直に言えば楽に始末してやる」

「ちょ……!!」
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