小説
□取扱い注意
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「なんだ、話って」
アスランは何故か夜遅くに呼び出しを食らった
それも自他認めているライバル、イザーク・ジュールに
「まぁ適当に座れ」
同室のディアッカは居ない
イザークは椅子に腰掛けている
なら…とイザークのベッドを拝借した
「で?」
明日はこれと言って用事は無いが、流石に夜中遅くまで起きているのは身体に悪い
アスランはさっさと寝たかった
「自慢じゃないが俺の人生は完璧だと思っている。もちろんこの先も」
いきなり訳の分からない話をし出したイザーク
まさか自慢話する為に呼び出しを食らったのか
そして30分ぐらいに渡り(つまらない)自慢話が終わった
「結局何なんだ?」
声に不機嫌さが纏っている
「つまり、俺が望めば何でも手に入る!!」
(誰かこいつ止めて下さい)
「…だが、そんな俺にも手に入れてないものがある。それがまた実に興味深いものでな」
ころりと真剣な表情に変わったのを見て、そんなに貴重価値高いものかとアスランも話に食い入る
「どんな物だ?天然物か?それともプレミア物か!?」
今のアスランの胸の中はまさにワクワクしている
そんなアスランをイザークはじっと見ていた