小説

□恋のから騒ぎ【前編】
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「好きだ、付き合ってくれ!!」

まさかの同僚に告白され一時間

あっという間に噂は広がって、俺は頭を抱えた


そして知られたく無い人物にまで知れ渡っている訳で











「ディアッカアぁ!!貴様どういう事だあぁ!!」

目の前で争いが起きている
今回はディアッカも引きはしないみたいで真面目だ

「俺が相談してた時も…」

ディアッカの胸倉を掴んだままイザークはこちらをチラリと見る


そう


まさかのまさかではあるがつい昨日にイザークにも同じように告白された

直ぐには返事を返せないと一週間の時間をくれと言って悩んでた先のトラブル

「だってなぁ…」

ディアッカは悪びれもせずにため息をついた
それが余計にイザークを煽ったのを知ってるのだろうか

「俺を馬鹿にしてたのかっ!!」

ギリギリと襟元が締まり、少しだけ地面からディアッカの体が浮いた
その事にギョッとする
そんな馬鹿力どこにあったんだろう
アカデミーの時は俺が一番だったのになぁ

と、全く違う事を考えながら二人を見ていた

「流石に引こうと思ってたけど、やっぱ諦めきれねぇし、こういう事は上司だからとか親友だからとか…関係無いと思ったからだよ」
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