小説
□子どものつくり方
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「じゃあ今度は三番と四番がキス!!」
ゲームをこなしていき今度はミゲルが王様となり、呼ばれた番号の二人は眉間に皺を寄せる
「アスラン四番じゃん」
「ディアッカが三番ですか」
それぞれラスティとニコルに番号を見られ名乗り出るしかなかった
まぁそうしなくても直ぐバレるが
しかし眉間に皺を寄せたのはこの二人だけでは無かった
「仕方ない…いくぞアスラン」
「……あぁ」
向かい合ったディアッカとアスラン
気まずそうに二人して視線を外す
ため息つき、アスランの肩に手を乗せ、ディアッカは顔を近付ける
アスランも意を決して瞳を閉じた
「やぁめろおぉ――ッ!!!」
何故か突然乱入してきたイザークの叫びも虚しく、ディアッカとアスランの唇は重なった
「なんだよ急に…参加するのか?」
ミゲルが飽きれ気味にイザークを見るがイザークは固まったまま
「ディアッカやるじゃ〜ん!!」
ラスティはゲラゲラ笑いながらディアッカに飛びかかる
そんな中、イザークは思い出したようにアスランの手首を掴むとそのまま引きずるようにして部屋を出て行った
「え?何?イザークってアスランの事好きなの?」
「ヤキモチですか?」
ミゲルとニコルの疑問はディアッカに向けられる
だがディアッカも知らないと、皆と同様に疑問符を浮かべた