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□MISSTAKE
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その日、スパナは先日取ったモスカの戦闘データを渡すため、正一の研究室を訪れていた。



「正一、また白蘭サマに逃げられたのか?」



スパナは目の前にぶっ倒れている正一に声をかけてみた。
しかし、正一は精魂尽き果てたかのように反応しない。



「う〜ん…ウチ、早くこの書類出しちゃって実験に戻りたいんだけどな」



ぼやいても、正一が起きる気配はない。こんなに無防備でいいのか?



「ちょっと、ホントに起きてくれないか」



試しに揺さぶってみても、反応はゼロ。ここまで来ると、呆れるより哀れみたくなる。
そこで、スパナは正一を起こすためにどうすればいいか考え始めた。



「でもな…ここまでつついても起きないし…いっそ、スタンガンでも当ててみるとか?…逆に寝ちゃうか」



そこで、スパナは妙案を思いついた。



「そうだ、白蘭サマを捕まえればいいんじゃないか?」



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