時流の狭間

□Diet!
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「うっぎゃああぁぁぁぁああああああっ!!!」


空「…今部室の中から聞こえた声、美夜の声だった?」


桜「そうね。美夜乃は掃除サボって早々と部室に向かってたし」


大「それにしてもすっげー悲鳴!」


空「なんか嫌な予感がするから部室に入りたくないんだけど」


駆「ねえ、何部室の前で群れてるの。早く入りなよ」


大「それがさー、なんかさっき中から美夜の悲鳴が聞こえたんだよ」


光「…悲鳴?」


凛「あいつ一日一度は悲鳴上げてねぇか」


駆「言えてるね」


桜「でも空の超直感が不吉を訴えてるのよ」


光「なら…入らない、のが…賢明…だな」


大「今日は部活なしってことで、スパッと帰っか!」


美「ひぎゃぁぁぁああああ!!」


光「…今、また…」


空「…果てしなく、果てしなく嫌な予感するけど…様子、少しだけ見てみる」


駆「ワォ、勇者だね。頑張って」


桜「空って面倒見が良すぎて後で後悔するタイプよね」


空「…好きでこんな性格なんじゃないんだけど。とりあえず…ドアを開けきゃぁっ!?」


美「うあーん!空ー、聞いてー聞いてよー!」


空「…き、聞く、から…お願い離れて…内、臓、あっぱく、されて…きもちわる…」


大「おい美夜、空の顔青くなってるって!とにかく離れろ!」


駆「大和が顔色変えるのも随分久しぶりだね」


桜「で、美夜乃、これは一体何の騒ぎなの」


美「う…が、ふ…たの」


凛「聞こえねーよ」


美「ううーっ…太ったんだよぅ、うわぁぁぁぁんっ!!」





Diet!



「「「くだらなっ!!」」」


美「剥唐チ!!」



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