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□人生ゲーム
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「フフッ、正チャン今頃怒ってるかな?」
本当にからかい甲斐があって楽しい。
机の上に置かれたものに興味を惹かれたのも確かだが、それより、正チャンの反応が面白そうで、つい持って来てしまった。
「さてさて、中に入ってるのは何かな?って…ゲーム機…?」
箱の中に入っていたものを取り出してみて、どこからどう見てもゲーム機にしか見えない。
「う〜ん…ま、いいや、とりあえずやってみよう♪」
ポチッと電源らしいボタンを押すと、画面から強い光が放たれ、視界を白く焼いた。
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「で、白蘭さんが持っていったのはなんなんだ!?」
これ以上白蘭さんに問題を起こされる前に、なんとしてでも仕事に戻らせたい!、と正一はスパナを連れて基地を探し回っていた。
「アレは一見、ゲーム機の形をしてるんだけど、…あ、いた」
「いた――っ!!…て、え?倒れてる?」
持っていった箱をテーブルの上に置いて、その前に突っ伏しているのを見つけた。
「な、何があったんだ!?」
「あー、やっぱり使っちゃったっぽいな」
スパナのため息に、正一は嫌な予感を覚えた
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