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□日本フェスティバル!
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〜5分前〜


目を覚まし、敵に捕えられた状況であることに怯えるツナ。
しかし、スパナはツナの態度を意に介さず、X BURNERについて語りだした。



「X BURNERが安定しないのは、右手の炎と左手の炎の力のベクトルにズレが生じているからだ。左右を完全なシンメトリーになるように工夫を施せばいい」



「え………え?」



突然の話に戸惑うツナを見ながら、スパナは黙って飴をくわえた。



「…………ウチは日本人も日本も好きだ。ロボット工学が進んでいるから」



そう言って、チャブダイと書かれたドラム缶の上を見る。



「カタカナや漢字もクールだし、緑茶の香りも神秘的。そのうえ、面白い風習も多い」



「………はぁ…」



イマイチ話が飲み込めていないツナだったが、とりあえず相槌をうつと、スパナは子供のような笑みを浮かべた。



「本当に、日本には興味が尽きないよ。観光できないのが残念でならない。特に、日本のフェスティバルは見たかった」



いきなり饒舌になり、日本について語るスパナにツナは呆然としていた。



「日本のフェスティバルはイタリアと随分違うんだろう?」



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