時流の狭間

□Cold!U
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桜「だって、凛の熱でうるんだ瞳とか、赤く染まった頬がすごく綺麗なんだもん…」


駆「凛音がその顔すると女っぽさが増すんだよね」


凛「…うるせ、コホッ、駆。女っぽいって、言うな」


桜「起きたんだね。喉渇いてない?熱は結構下がったみたいだけど、声がおかしいから、水、飲んで?」


凛「…ありがと、な。ケホッ、迷惑かけるな、桜」


桜「迷惑なんて思ってないよ…。私に心配かけたくないなら風邪早く治して…」


凛「そうだな。…傍にいてくれ。愛してる、桜」


桜「凛…///」


美「…鳥肌が…」


駆「凛音、風邪ひいてからずっと桜を口説き続けてるんだよね…」


美「…普段は結構オクテなのに…」


駆「この辺は流石あの人の血をついでるだけあるかな…」


桜「ほら、お兄ちゃんも寝ないと良くならないよ。38.0℃あるんだから」


駆「わかったよ。おやすみ、桜」


桜「タオルはちゃんと代えてあげるから、ね」


美「んじゃ、私そろそろまた空達の様子見てくるよ」


桜「空の風邪、悪化させないようにね」


美「させないよ!私をなんだと思ってるんだよ全く!」


桜駆凛「「「トラブルメーカー」」」


美「…二人とも起きてるし…」



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