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□MISSTAKE
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しかし、正一や部下達がいくら探しても見つからない白蘭サマを見つけるのは至難の技だ。



「あ、そうだ。アレ、使ってみよう」



そうして気分がノッて来たスパナは書類のことを忘れはてて研究室を出ていった。



******



その頃白蘭は、下町の寿司屋に出かけていた。



「ん〜♪ホントは本場で食べたいケド、おいしいからいっかぁ」



上機嫌でミルフィオーレアジトへの帰路を辿る。
と、そこへ何台もの車が白蘭を取り囲んだ。
黒塗りの車であることから一発で関係者の車だとわかる。



「やだね〜せっかく上機嫌だったのに邪魔するなんて」



自分に武器を向けている奴らが何か言っているが、歯牙にかける価値もないと白蘭は判断した。



「さっさと死んじゃってよ」



リングに炎を灯し、ボックスを取り出す。
しかし、



バサッ!



「…あれ?」



突然空から降ってきた網に、周囲にいたマフィア達が全員、捕えられた。



「なんで?」



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