時流の狭間

□Sport!
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大「空、ごくろーさん!」


空「ありがと。なんとか勝ったよ。…美夜と当たらなくて良かった」


大「そうだなー。白組の美夜と光流より早いやつ、赤組にいないもんな」


空「ちょっと力のバランスが悪いよね。今のところまだあんまり差はないけど、美夜が全競技出張れば差がついちゃうんじゃないかな」


大「ん〜…ま、なんとかなるだろ。こっちも風紀の制裁から逃げるためにみんな必死だからな!」


駆「そのためにやってるんだからね」


大「あれ?制裁参加しないんだ?」


駆「弱者は土に還るべきだとは思うけど、今日はやり過ぎるわけにいかないからね」


空「…駆先輩らしいね。ところで雲雀さんは?」


駆「父さんかい?父さんなら群れを見ていたくないのもあって、校舎内を見てるよ。骸は凛音を捜してるみたいだから、会っても喧嘩にまで発展しないでしょ」


空「…それでも喧嘩しそうなのが怖いな…」


大「そー気に病むなって。騒動が大きくなれば親父達が止めてくれるだろ」


駆「さて、と。そろそろプログラム2が終るね。行かなきゃかな」


空「え、行かなきゃって?」


哲『プログラム3、200m走に出場する方は入場口に集まってください』


大「もしかして駆センパイ、これ出んの?」


駆「そうだよ。じゃあ、また後でね」


空「え、ちょっと、学ランのまま!?…行っちゃった」


大「駆センパイなら別に平気だろ。制服でも絶対負けないだろーし」


空「…そういう問題じゃないと思うんだけど」



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