時流の狭間
□School festival!T
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駆「空達も来たんだね」
光「…おかえり、駆」
凛「ちゃんと呼び込みして来たのか?」
駆「もちろん。って言ってもクラスメイトが呼び込んでる横で黙って立ってただけだけどね」
光「それ…ちゃんと、って…言える、のか?」
駆「僕を見て来る気になってる様子の群れはいたから来るんじゃない?」
美「わー、てきとー」
凛「まあ、積極的に呼び込みしてる駆とか微妙に怖ぇし」
桜「そうね。お兄ちゃんのキャラと違いすぎるわ」
駆「…君達、僕に失礼なこと言ってる自覚ある?」
大「あ、コレ、うめー!なぁ、このサンドイッチ何が入ってるんだ?」
駆「大和は人の話を聞いて空気を読みなよ」
空「言うだけ無駄だと思うけど」
凛「大和、メニュー見ろよ。それはメンチカツ入りだ」
大「ん、んみゃひ(訳:うん、美味い)」
空「大和、口に詰め込みすぎ。頬にまでパンクズがついてる」
大「ひょきょ?(訳:どこ?)」
空「口に入れたまま喋らないで。ほら、飛んでる」
大「あぁ、悪り。ありがとな空」
駆「頬についてる食べカスを取るって行動は凄く恋人っぽいんだけどね…」
桜「会話聞いてるだけだとどっちかっていうと母子みたいな感じよね」
光「…頼むから…駆、凛音…話して、ないで…手伝え…!」
凛「面倒だな…。さっさと俺の予定時間分終わらせりゃいいんだろ」
駆「そうだね。あと少しで他のクラスメートと交代だし、少しは真面目に働くかな」
光「(極限、に…最初から…そうしてくれれば、いいものを…)」
空「光流の日ごろの苦労がよくわかるなぁ…」
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