非日常
□Camera!
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桜「紅茶はダージリンでいいですよね。ミルクとシュガーは要りますか?」
髑「…うん。お願い」
桜「お茶菓子はこの前お父さんがお土産に持って来てくれたチョコレートがあるのでどうぞ」
髑「ありがと…やっぱり桜ちゃんも、いいお嫁さんになりそうね…」
桜「いえいえ。凛と結婚した後を考えたらこれくらいはできなきゃと思いますから。ところで私もっていうのは…?」
髑「私の娘も、しっかり者だから…」
桜「…まあ、しっかりしてますね。どっちかっていうとしたたかって言ったほうがいいような気はしますね」
髑「…強い子に、育ってくれればいいわ…」
桜「十分過ぎるくらい強いと思いますけど。ところで今日日本に来たのはどういう用向きですか?」
髑「…骸様、今長期任務中なんだけど…例の禁断症状が出始めてて…」
桜「ああはいいつものごとく凛が足りないってだだこねはじめたんですね?いい加減子離れすればいいのに…」
髑「多分、一生、無理…」
桜「でしょうね。で、それでなんでクロームさんが日本に来たんですか?まさか凛を連れて行く気ですか?」
髑「ううん。…だからそんなに殺気撒き散らさないでほしいわ…」
桜「すいません。無意識につい」
髑「…好きな人と、一緒にいたいっていうのは当たり前だから…」
桜「骸は明らかに度を越してますけどね」
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