非日常
□Souvenir!
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家「空ちゃーん!おじいちゃんですよー、ただいまー!!」
空「はいはい、おかえりなさい。もう中学生なんだからそんな小さい子に言い聞かせるみたいに言わなくてもいいのに」
家「いやぁ、そーかそーか、もう空は中学生なんだったなぁ。あんまり会えないからつい」
奈「ふふ空、おじいちゃんはね、昔久しぶりに帰ってきたおじいちゃんに空が『だーれ?』って、本気で思い出せなかったのが未だにショックなのよ」
空「ええ?そんなことあったっけ?」
奈「空が五歳の時よ」
空「…それを未だに引きずらないでほしいな」
家「あのときは可愛い可愛い孫に忘れ去られたと思ったら涙がちょちょ切れてならなくてな…」
空「わかった、わかったから涙ぐまないでよおじいちゃん。ほら、もう夕食の準備もできてるから」
家「おおー、豪勢だなぁ!いつもありがとなー、奈々vV」
奈「ふふ、どういたしまして。どんどん食べてね」
家「いっただっきまーす」
空「相変わらずいい食べっぷりだね。スッゴい箸さばき」
家「いやあ、奈々の飯はいつも旨くてなぁ。どうだ?空の料理の腕は上がってるのか?」
奈「もちろん!空ちゃんは覚えるのが早いから教え甲斐があるわ」
家「ほほー、将来有望だなぁ。近いうちに空の手料理も食べたいもんだ」
空「明日の夜もおじいちゃんが家にいるならいくらでも作るよ」
家「ふうむ。じゃあ折角だから空の手料理を味わうとするか!たっのしみだなー!!」
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