《約束》〜君といた夏〜第一部

□告白
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「で?どーするつもり?」
「どーするって…絵理が決める事だろ」
「あんたそんなんでいいの!?絵理みたいないい子いないよ?もっとも…あんたみたいな煮え切らない男より高杉先輩の方が似合ってるかもね」
「そーだな」
「まだ分からないの!?絵理は高槻君が大好きなのよ!絵理はいつも『ひでちゃんのお嫁さんになる』って言ってたのを知らないはずないでしょ!?私はあんたたちだけは絶対に別れないって思ってたんだけど…」
「絵理が決める事だ。ほっといてくれ」
「はぁ〜…とにかく言うだけは言ったらね。後はあんたがなんとかしなさいよ」
「なんとかしろって言われてもなぁ…話はそれだけか?…じゃあな」
そう言い残して立ち去ろうとした。

「高槻君!」
「ん?」
「バスケ部の初勝利がかかってんのよー!」
「なんで?」
「高杉先輩も…なにもこんな時に絵理を動揺させるような事を言わなくたっていいのに…今日だってミスばっかり…あれじゃ勝てるものも勝てやしないわよ」
…そっちが本音かよ!?

「高槻君!絵理をしっかりつかまえておきなよ!」

一人での帰り道、さっき言われてた事を考えていた。
…絵理は高杉の事をどー思ってるんだろ?
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