短編集


□海賊パロ
2ページ/7ページ

桜乃はため息をついていた。
桜乃は明日隣の国の王子と結婚をするのである。いわゆる政略結婚だ。桜乃がいる国は海に面していていつでも海からよい風が流れていた。
その国ではたびたび困ることが起こるのである・・・。それは海賊が出るのである。岸には上がらないものの海岸ら辺をうろちょろするのである。

桜乃は昔に思いをはせていた。

桜乃が12の時だ。海岸沿いを朝一人で散歩している時だった。
「本当はだめなんだけど、私だって一人で散歩したいときぐらいあるもの・・・。」
一そうの船が目に止まった。こんな所に船なんて・・・?漁港はまだ向こうの方なのに・・・。
近づいてみた。

ここで私の運命は決まってしまったのかもしれない。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ