DRRR*
□おいしいはろうぃん。
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※狩臨です。がっつり狩臨です。
※後半微妙にえろっちぃので注意!!
【今日はハロウィンと云う事で、イザ兄の家に悪戯するついでにお菓子貰いに来たよ!
紅茶とお菓子御馳走さま。凄く美味しかったけど、ほら、やっぱり私達の目的は悪戯だから☆
と、云う訳でイザ兄には私達とお揃いの黒猫に仮装して貰いました。
白黒灰で良い感じにお揃いでしょ?
で、凄く可愛らしく仕上がったので、狩沢さんに写メって置いたから!楽しんでね!
それじゃぁイザ兄、ハッピーハロウィン♪】
◆ ◇ ◆
⇒ 写メの相手が狩沢だった場合。
臨也が目を覚ます数刻前、乙女ロード。
いつもの如く遊馬崎と買い物に来ていた狩沢は、鞄の底から響く着うたに足を止めた。
「あ、メールだ」
「ちょっと待って、ゆまっち」と、先を歩く遊馬崎に制止をかけて、狩沢は自身の携帯を開く。
「お、双子ちゃんからだ」
呟きながら、本文へと目を通した狩沢は、目を見開いた。
カシャー…ン
嫌な音を立てて、彼女の手から携帯が滑り落ちる。
「ど、どうしたんすか?狩沢さん」
携帯が落ちる音に驚いた様に振り向いた遊馬崎が問えば、狩沢は小さく震えながら、床に落ちた携帯を指差した。
「?」
その意味を汲みとる事が出来ず、遊馬崎は首を傾げながら携帯を拾い上げ、開かれたままの画面に視線を落とす。
「?!」
その瞬間、彼は理解した。
彼女が小刻み震えている理由も、思わず携帯を取り落とした理由も、全て。
「ゆまっちぃ…」
漸く少し復活したらしい狩沢が、うかがう様に遊馬崎を呼んだ。
心得た、と遊馬崎は小さく頷く。
「行ってらっしゃいっす、狩沢さん。収穫…楽しみにしてるっす!」
「任せて!」
向かい合い、頷きあって、二人は固く握手を交わした。
◆ ◇ ◆
双子ちゃんからのメールを受けて、私はゆまっちと別れてとある場所へと向かっている。
目的地は何処かって?
そりゃぁ勿論、イザイザのマンションよ!
双子ちゃん達からすっごく可愛いネコミミイザイザの添付写真貰ったからには、旦那として黙ってる訳にはいかないよね!
今すぐ抱きしめてかいぐりかいぐりして、愛でて愛でて愛で倒さないと!
……そう言えば、あの写真………
添付写真を思い出して、私は少し行く道をそらす。
ちょっと寄り道して行こうっと♪
これは愛の為の寄り道だから仕方ないよねー♪
待っててねイザイザ☆
すっごくイイ物を持って、愛しの旦那さまが会いに行くから!
◆ ◇ ◆
早く会いたい一心で、扉を叩き、揺らして臨也が出てきてくれるのを待っていた狩沢だったが、写真の臨也が身動きの取れない状態になっていた事を思い出したのか、鞄の中から鍵を取り出した。
付き合い始めて数カ月ほどたったある日、狩沢がねだりにねだってゲットしたものである。
鍵穴に差し込み、ゆっくりと回せば、ガチャリと音を立てて鍵は開いた。
「ヤッホーイザイザ!会いに来たよぉ♪」
のんびりとした口調で、明るく狩沢は声を上げる。
勝手知ったる嫁の家、と呟きながらリビングの扉を開き、ソファの下に落下している臨也を見つけた時、彼女の瞳は殊更輝いた。
「ネコミミイザイザ萌えぇぇぇぇぇええ!!!」
部屋中に響き渡るほどに大きな声を上げ、身動きが取れないでいる臨也を抱きしめる。
「妹ちゃん達GJ!!本当にいい仕事してるよぅ」
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…と、まるで呪文のように唇から零しながら、狩沢は御満悦な様子で臨也の頭を撫でまわしていた。
「ちょ、狩沢、落ち着いて…落ち着けってば!!」
何とか狩沢の手から逃れようと体をよじり、声をかけてみるが、完全に狩沢は自分の世界へと旅立っている。
暴れる事にも疲れて来た臨也は、(ちょっと恥ずかしいけど、まぁ、取敢えず害はないし…)と、好きにさせる事にしたのだった。
その判断を、彼は数十分後、激しく後悔する事になるとは、露も知らずに。
「はふぅー、ネコミミイザイザ本当に可愛いよねぇ」
数十分後、漸く落ち着いたらしい狩沢は、満足げに息を吐きながら笑みを浮かべる。
「落ち着いたかい?」
苦い笑みを零しながら、臨也は言葉を掛けた。
「そろそろ離してくれると嬉しいんだけど」
しかし、その言葉は聞き入れられる事は無かった。
「でもねぇイザイザ」一見するには可愛らしく、小首を傾げる狩沢に簡単に遮られてしまったからである。
にっこりと可愛らしく微笑んだ彼女は、ガサゴソと手持ちの荷物から何かを取り出すと、変わらぬ笑みでこう告げた。
「尻尾が足りないと思うんだぁ☆」
「ね?」と顔を近づけてくる狩沢に、臨也の顔は一瞬で青ざめる。
ブンブンと勢い良く首を振ってみるが、そんな物何の抵抗にもなりはしない。
「挿れてみようよ、イザイザ☆」
「い…いやだ…!!」
逃れようと体を捩ってみるが、軽々と体勢を崩され、ズボンのバックルに手を掛けられる
「ちょ、か、狩沢!?」
「えいっ」
下着までおろされて、羞恥で一気に臨也の顔は赤く染まった。
「大丈夫だよイザイザ。ちゃぁんと、痛くない様にローションだって持ってきたし、きちんとほぐしてあげるから、ね?」
殊更優しげに微笑まれて告げられる言葉は、全くもって優しくない。
「あ…か、狩沢、そんな……っ」
羞恥で頬を赤く染めながらも、青ざめたその複雑な表情で、臨也は嫌だ駄目だと否定の言葉を吐く。
しかし、そんな言葉一つで、狩沢の行動を止めることなど、彼には出来ないのであった。
合掌。
End.
(は…ふぅ…)
(ニャンコなイザイザかわゆいなぁvv)
(か…り、さわぁ…/涙目)
(ね、スイッチ入れても良い?)
(やっ?!だ、だめ!)
(ちょっとだけだから!…ね?)
(ひぅっ…やぁだぁ…っ)
(あーもう!可愛いなぁ!!)ギューッ
(ひぁっ///)ビクッ
(じゃぁじゃぁ!一回だけでいいから、『にゃぁ』って鳴いてみてよ。そしたら、抜いてあげるよ?)
(………っっ///に…にゃ……ぁ)
(〜〜〜〜〜っっ!!イザにゃんマジで天使!!!)ガバッ
(にゃっ?!や、か、かりさわぁ…!)
(ごめんねイザイザ。やっぱり無理☆)
(?!)
ちょいエロを目指したかった。
ギャグテイストで進めたかった。
結果、どうしてこうなった状態になりました(遠い目)
絵理華さん誕生日おめでとう!と、云う事で狩沢さんにちょっと良い目に合わせてあげたかったんだ……(え)
密かに遊馬→臨ぽかったり(笑)
遊馬臨も好きです。
でもゆまっちと狩沢さんが仲良しこよしなのも好きです。
つまりあれか、オタコンビで臨也君をサンドしてもらえばいいのか(マテコラ)
ちょっと反応の怖い作品ではありますが、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
2011/11/03(絵理華さんBD!)