セキレイ

□4話
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「海渡?そろそろだよ」
「んー何時ー?」
ベットの中でうずくまってると、篝の声がした
それにより、渋々という感じでベットから起き上がる
「仕事はまだだけどあそこ行くからね」
「わかったー」
篝の声で目は覚めていないもののもそもそと動き出す。
もうそろそろ日が沈み始める時間帯だ。
ちゃちゃっといつもの格好に着替える。
一応仕事ありだから仕事の服をきて
玄関へ向かうと、すでに篝の姿があった
「んじゃ行くかー」
「そうだね」
篝はとっくに靴を履いていた。
少し急いで俺も靴を履く
すぐに後ろへ気配を感じ後ろを向く
すると、昨日あった皆人の姿
「やあ。今日引っ越してきたんだって?」
「あ・・・はい。あなたたちもここの・・・?」
「そうだよー。俺たちは居候みたいなもんだけどな」
何かある、そんなことを顔に出ている彼を見て、篝がすぐさま返答する
「あ、何?その顔。やだなあ女主人とは何でもないよ」
「はあ」
「美哉とは昔からの知り合いなんだよ。俺も篝も」
「あら、篝さん海渡さんお出かけですか?」
ちょうどエプロンというか白衣と言うか・・・
それを脱ぎながら美哉がでてきた。
噂をすればなんとやらってね
「もうすぐお夕食出来るのに」
「ごめん、ちょっと急ぎの用があって仕事の前に寄らないといけなくて」
「ごめんね、戻ったら必ず食べるから」
篝はそう言って美哉の手に口づけを落とす。
ま、いつも通りだな。
俺はさすがにしないけど・・・
仕事上するときもある
「じゃ、いってきまーす」
「いってらっしゃい」
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