勇者文章
□大木インタビュー
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(槍崎編)
大木「では、まず賢者学の教師、槍崎英雄先生からです。よろしくお願いします」
槍崎「よ、よろしく。なんか緊張するのう」
大木「そんな緊張しないで気楽に」
槍崎「うむ」
大木「えーと、まずですね。鋼野先生のどこが好きなんですか?1−Aの女子生徒からです」
槍崎「え。そんなこと答えなきゃなのか?」
大木「ええ、お願いします」
槍崎「いや、でもプライベートなことだし。ていうか何で知ってるの、君」
大木「生徒たちの中では公然の秘密みたいっスよ」
槍崎「いつのまにそんなことに…」
大木「で、どうなんですか?」
槍崎「え。いや、その、やっぱりプライベートなことだし。ノーコメントということで」
大木「何でっスか?これを聞かないことには僕は無能扱いです」
槍崎「い、いや、そうはいっても…」
大木「そうっスか。そうですよね、僕みたいなうんこからインタビューなんか受けたくないですよね」
槍崎「別にそんなことは…」
大木「いいんです。僕みたいなうんこがインタビューをしようってのが間違いだったんです(涙目)」
槍崎「わ、わかった。わかったから泣かないで」
大木「じゃあ、ちゃんと答えてくれますか?」
槍崎「う、うん。鋼野の好きなところな」
大木「はい」
槍崎「そうじゃな。やっぱり、昔からの夢を一途に追いかけてそれを実現したところとか」
大木「それは、勇者学の教師になったことですか?」
槍崎「そうじゃ。わしは昔からあいつのことは知っとるが、たとえどんなことがあっても自分の信念を貫く姿は憧れるものがあった」
大木「尊敬してるんですね」
槍崎「いや、そんなたいそうなものじゃ(テレ)まあ鋼野は普段からあんな感じで、自分勝手で自分が正義っていうはた迷惑なやつじゃけど、こうと決めた時の行動力というものは凄いし、いつももたもたしてるワシの手をひっぱっていってくれて、ワシはそんな鋼野についていくのが精一杯だったけど、いつかやつの隣に立てるような人間になりたいといつも思って、それから、それから…」
大木(長いなー。いつ終わるの?)
(おわり)
次は、鋼野編です。