勇者文章

□盾かぜネタ回の小ネタ
1ページ/1ページ


「見舞い?」

「ああ、盾が風邪をひいてな。これから見舞いに行こうと思ってるんだ」

「意外と生徒思いだな」

「あたりまえだ。ところでおまえも行ってやってくれないか?」

「私が」

「盾はかわいそうなヤツでな。友達が一人もいないんだ。おまえ友達になってやってくれよ」

「そうなのか。かわいそうにな。いいだろう、私でよければ!」

「ああ、それからオレが頼んだことは内緒な。本人気にしてんだからな。それとなくだぞ」

「よし、わかった。それとなくだな」

「それにしても風邪ひきのところに行って風邪うつされないか心配だぜ」

「じゃあ、いかなければよいだろう」

「ばかだな。こんなおもしろ…、いやいや、オレは盾の担任だぞ。生徒のためならたとえ火の中、水の中」

「みなおしたぞ鋼野。それでこそ教師だ!」

「そうだ!オレが風邪ひいたらおまえ看病にこいよ。一晩中つきっきりで、粥作ったり、口移しで薬飲ませてくれたり、裸で抱き合って暖めてくれたり…。(鋼野は何かカン違いをしている模様です)」

「大丈夫だ、鋼野」

ぽんと槍崎は鋼野の肩に手をおいた。



「バカは風邪ひかないというだろう」



二人の間に冷たい風が吹いていった。



「……そのセリフ、そっくりそのままおまえにかえしてやるぜ」





(おしまい)


ものすごーく、ありがちなネタでした。
槍崎が薬の飲み方も知らないのは、風邪なんかひいたことないんだろうなーと思いましたよ。
はっ!病気ネタかけねえじゃん。


2008.2.21 UP

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ