コルダ

□非現実的事実(R-18)
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あるなんでもない日常。

どこにでもある、当たり前の風景。


そんなものは当たり前であって今日も目が覚めて一番に見るのは見慣れた自分の部屋…








だと思っていた。










とある冬の一日、月森蓮が目覚めた場所は毎日見る自分の部屋の風景とは異なっていた。


「…どこだここ…。」


自分は夢でも見ているのだろうか。
いや、そうに違いない。
確か夢なら痛みが感じないとか聞いたことがあるような…




ぐにっ…



頬を思いっきりつねってみた。


痛い。
まさか痛いとは思わなかったから思いっきりつねった分余計に痛かった。…涙でそうだ。


しかし、そこで部屋以上におかしな異変に気づいてしまった。






髪が、黄色い。


しかも伸びている?
襟足が大分長い。

そう、まるで加地のような髪…




「!!!!!!!」



瞬間、嫌な予感がしてすぐさま目に入った見覚えのない鏡を覗き込んだ。












「どういうことだ…


俺が、加地に!!??」







月森があまりの驚愕にボー然としている同時刻、月森宅の月森の部屋ではまさに同じような反応でいる見た目月森、基中身加地葵がいたのを知るのは、それから10分後。
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