復活

□もう一度、会えたら…
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「雲雀さん。ごめんね。」


いきなり綱吉はそう言ってきた。
別に謝られるようなことされた覚えはないんだけど…


「なんだか知らないけど、今は仕事が先でしょ?これからあのミルフィオーレと話をつけに行くんだから。」


そう、これからこのリングやボックスに囚われた戦いに終止符を打ちに行くのだ。
まぁ、話し合いって所がなんとも綱吉らしい解決方法だが…


「そのことなんだけど…今回の会談…オレ一人で行くから。」


「…は?なんで?こういう時普通なら守護者連れて行くもんでしょ?それに…もしもの時に、綱吉を守れない……」


「うん。でも、これは一人で行かせて。」


よくわからないけど、綱吉がそんなこと言うのだから、何かしら考えがあってだろう。


「……わかったよ。好きにすれば?」


瞬間、綱吉はほっとした表情をして、なぜだか…とても悲しそうに笑った。


「…いってきます。」


とても不安定な笑顔でそう言って、ミルフィオーレの所へ向かった綱吉。








まさか、これが綱吉の最後の言葉だなんて、思いもしなかったよ…
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