復活
□壊れた天使、壊した悪魔(R-18)
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「十代目!こっちにたこ焼きがありますよ!!」
オレは今、並盛の夏祭りに来ている。山本と獄寺君も一緒だ。
毎年この祭りはとても楽しみに…
「ツナ。こっちに林檎飴も有るのな!奢るから一緒に食おうぜ!!」
「この野球馬鹿が!十代目は今から俺と一緒にたこ焼きを食べるんだよ!邪魔すんな!」
「アハハ、邪魔はどっちだよ?」
…楽しみに…してるんだけど、なんでこの2人は喧嘩始めちゃうの?
「ふ、二人とも落ち着いて。ね?どっちも3人で食べればいいじゃん!!」
「…まぁ、十代目がそう仰るのでしたら…」
「んじゃ、先ずはたこ焼きからにしようぜ!獄寺!たこ焼きはお前買ってきといてくれよ!俺は林檎飴かってくるからさ!」
「おめぇにいわれなくったって買ってくるんだよ!」
そう言って獄寺君はたこ焼き屋の方へ消えていった。そして、山本も林檎飴の方へ行くかと思ったので、俺は道の隅で待っていようとしたら、
「ツナ。一緒に来てくれねぇ?」
「?林檎飴買いに?いいよ!」
「まじ?サンキューな!ツナ!」
「別にいいよこのくらい!」
そして屋台の方向へ向かった。
そのとき、山本の顔には普段では想像も出来ないほど黒い笑みが浮かべられているのに、綱吉は気づけなかった。