復活

□赤頭巾ちゃん争奪戦!!(R-18)
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昔むかし、あるところに、お母さんと二人で暮らす一人の少年がいました。


その少年は、髪は綺麗な蜂蜜色、瞳は大きく髪とおそろいの色、まるでさくらんぼのような唇、白磁のような白く絹のような肌、細い腕や脚…










と、そんじょそこらの女の子なんか比べ物にならないほどの可愛らしい容姿の持ち主でした。









故に、その少年の母親は


「せっかく可愛い顔を神様から貰ったのだから、もっと可愛い格好をしなくちゃバチがあたるわ!」


といい、その日以降、少年は女装以外の服を与えられませんでした。









もともと女装趣味なんてなかった少年、それどころか自分の女顔にコンプレックスを持っていた少年は最初は激しく抗議しましたが、如何せん、母は自由人で妙なところで頑固だったため、少年は諦めるしかありませんでした。


そして、少年は、せめて自分が女装するような男だと回りに馬鹿にされないように、外出時は赤い頭巾を被って顔を隠してから出かけるようになりました。(まぁ、頭巾など被らなくとも男だとはばれないのですが、変質者対策にはなりました)










そうして、その哀れな美少年、基、"沢田綱吉"は周りの人間からこう呼ばれるようになりました。

































―【赤頭巾ちゃん】と……
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