01/14の日記

23:04
復活:壊れた世界に終止符を(鬱・ヒバツナ?)
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※ある小説の影響を多大に受けています
※なんだか頭がおかしいです
※死ネタです
























「きょーちゃん、きょーちゃん。」

「何?」

「何でオレはオレなのかな。なんでオレはきょーちゃんと同じくらいの年なのかな。なんでオレは生きてるのかな。何でオレは信じれないのかな。あ、でもきょーちゃんは別。特別。きょーちゃんがオレの全てなんだ。オレにはきょーちゃんだけいればいいから、早くきょーちゃんは他のもの捨ててね。犬も猫もお母さんもお父さんも友達も他人も要らないでしょ?捨ててね。早く捨ててね。」

「うん。そんな事しないよ。」


にっこり笑うきょーちゃん。でも全然笑えてないよ。だってきょーちゃんは笑うのが苦手なんだ。
優しく歪に笑いながら、きょーちゃんは今日もオレに嘘をつく。


「きょーちゃんは嘘つきだから絶対するよ。だってきょーちゃんが本当の事言ってくれた事ないもん。きょーちゃんはいつも嘘をついてオレを喜ばせるんだ。だからきょーちゃんはみんなを幸せにしたいって言いながらオレの友達を殺したんだ。きょーちゃんはオレの仇だって言ってオレの父さんと母さんを殺したんだ。きょーちゃんはオレの人生を狂わせた罰だってオレの大切なペットを殺したんだ。きょーちゃんはこいつらはオレを傷つけるために生まれた悪魔だからってオレと関係ない他人を殺したんだ。きょーちゃんはオレの事なんか全然大切じゃないって言いながらオレの事抱きしめるんだキスするんだ。」

「うん。そんな事しないよ。だって僕は君の事なんか大ッ嫌いで殺したいほど憎いからね。君は僕を束縛したくて僕の家族を殺した。僕の数少ない友を殺した。僕の飼ってたペットを殺した。僕に関係ない他人まで殺した。憎いよ。大ッ嫌いだ。死んで欲しい程嫌いだよ。」

「嘘つき。きょーちゃんは嘘つき。嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき…」





「…でも、そんな嘘つくきょーちゃんまでも大好きだよ。オレは本当の事しか言わないからね。オレはきょーちゃんと違って嘘つかないから。」



「…知ってるよ。君は嘘つかないんだ。でも君は本当の事を言いながら僕を傷つけるから嫌い。大ッ嫌い。」


大ッ嫌いっていいながらきょーちゃんの手はオレの頭を撫でてくれる。
その手つきが優しくてオレは思わず笑った。温かい手だ。ああ、きょーちゃんは本当に嘘つき。

いつのまにか嘘つきになってしまったきょーちゃんはもう他の人間とうまく関係を作れない。
もう人を傷つける事でしか生きていけない。唯一オレだけ、オレだけはきょーちゃんに傷つけられずに生きていける。オレにはきょーちゃんしかいないように、きょーちゃんにもオレしかいない。依存と依存でどろどろに熔けて一つになったオレときょーちゃんは2人だけでしか生きていけないんだ。他の人間がいると殺しちゃうから。



ああ、空が青いなぁ。こんな青い空の中に飛び込んで落ちていけばきっと…きもちいいんだろう。



地上何階?人が点のように見えるこの光景。オレときょーちゃんだけしかいないような光景。ああこんな世界がオレときょーちゃんの世界。なんて美しくて寒くて奇麗な青で寂しくて逃げ出したいんだろう。




「きょーちゃん、きょーちゃん。」

「何。」

「きょーちゃんあのね。オレはきょーちゃんがいればそれでいいよ。きょーちゃんはオレに嘘をつきながら愛してくれるから、だからオレはずっとずっときょーちゃんの嘘を聞いて居たいって思うんだ。」

「そう。僕はもう君といたくないと思うよ。」

「うん。うん。オレもきょーちゃんとずっと一緒にいたい。一緒になってどろどろにとけて一つになってきょーちゃんはオレでオレはきょーちゃんになればオレたちは最高に幸せになれると思うんだ。」

「そう。僕にとっては最低な不幸だね。」

「うん。」




立って、フェンスの向こうへ行くために足をかける。上までたどり着いて見上げれば青。吸い込まれそうだ。奇麗。寂しい。悲しい。今日は快晴。大空が、泣いている。



「きょーちゃん。オレ、きょーちゃんの嘘聞いてたいな。」




「…僕は、君に生きて欲しいよ。」




「…嘘つき。」





空を飛ぶ。青。青。青。

もう寂しくないね。でも疲れたや。




―――はい、おわり。





【壊れた世界に終止符を】









「…最後は、嘘じゃないよ。」


そう呟いた僕の声は遠くから聞こえた悲鳴によって消される。下がざわついてるのがここまで聞こえる。

よくがんばったね。疲れたね。もう十分だ。十分苦しんだじゃないか。君がこんなにも壊れてしまうまでがんばった事は僕が一番良く知ってるよ。君をここまで追い詰めた人間は全部殺した。そうしたら君はもどって来てくれる気がしたんだ。




「…お疲れ様、綱吉。愛してるよ。」






…僕は、やっと嘘をつかなくてよくなった。







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みーまーの影響を多大に受けた感じですが、パロと言えるほどでないのでそれっぽい感じってだけです。

ちなみに入れないと多分伝わらないから補足を。補足なしで分かる小説なんか書く技術ない。

・ツナがおかしくなったのはマフィアとして人を殺しすぎて
・雲雀はそんなツナを横で見ててそんな風にツナを追い詰めたファミリーを殺した
・そこで完全に狂ったツナをずっと生活面も精神面も支えた雲雀
・でもずっとずっと狂い続けるツナをもう見てられなくなってツナを救うためにこうなった


…さて、本当に頭がおかしいのはどっちだったでしょうか。(本当におかしいのは私なのは大前提です^^)

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