05/05の日記

11:57
復活:だって君が僕に魔法をかけたから(ヒバツナ,ヒ バ誕)
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独りでいることは苦痛じゃなかった。今でもむしろ群れるのは嫌だ。

ただ、昔みたいに群れる事が只の弱さの象徴ではなくなった。




【だって君が僕に魔法をかけたから】



昔から群れていた君に出会って、僕と接点を持って、君が僕にも笑いかけて…


その日から、僕はまるで魔法がかかったような状態なんだと思う。


人を信頼するようになった。今までの僕では出来ないような笑顔も自然と出来るようになった。

……全部、君がいるから。


君の笑顔一つで嬉しくなって、君のまっすぐさが眩しくて、君の作る未来に僕もいたいと思った。



あの日から変わらない、この僕の気持ちは間違いなく本物。
だけど、君がいて初めて成り立つ魔法。







「…また随分と甘いポエムですね。」

「たとえ話と言いなよ。」

「でも雲雀さんの口から魔法なんて言葉が出るなんて…あまりに似合わなくて……ぷふ!」

「なに笑ってるの、失礼だね。」

「すみませ…ふふふっ、」



僕の(確かに僕らしくない)言葉に耐えきれないように笑う綱吉の笑顔に少し見とれて……段々恥ずかしくなった。

でも、今日は特別だから。
今日は僕と君の未来の約束をした日だから。



だから、ここからなんだから、ちゃんと聞きなよ。君の笑う顔好きだけと、今はちゃんと聞いて。


「はい、大丈夫ですよ。ちゃんと聞いてます。」

「本当に?」

「雲雀さんの言葉なら、いつだってちゃんと聞いてます。」



そうやって軽く微笑む君につられて僕も笑う。





(嗚呼、本当に……)






耐えきれない。
君への気持ちがあまりに大きすぎて、…


「わぷっ!」


思わず抱き寄せた。1ミリでも近くに、と強く。
腕の中の10年間かわらないにおいと、柔らかい蜂蜜色の髪に安心しながら、気持ちを言葉に乗せる。



「愛してるよ、綱吉。

君のためならいくらでも強くなれる。君がいれば僕は迷わず生きていける。
僕の生きる意味が、君だよ。」


「…恥ずかしいです、雲雀さん。」


僕の胸に顔をうずめて、耳まで真っ赤になる綱吉をさらに抱きしめる。


「いつだって何度だって、僕は君への気持ちは言うよ。これからもずっと。」

「“魔法”が解けないように、ですか?」



まだ赤さを残す顔のままそんなことを言う君すら愛しい。


「僕は真面目に言ってるのに。」

「オレだって真面目です。オレだって…





オレだって、雲雀さんのこと大好きなんです。雲雀さんがオレを好きなのより、ずっと。」





「……すっごい殺し文句だね。」

「オレからのささやかな誕生日プレゼントです。」





特別なこの日も、この先も、ずっとこんな恥ずかしい本音を君に言い続けるよ。










**************
雲雀さんの誕生日なんてツナちゃんがいれば幸せなんだろ!誕生日おめでとう!!

とりあえず雲雀さんを雲雀さんじゃなくさせた上で幸せにしてあげたかった。

ちなみにこれ書いてる間ずっとコナンOPだったMAGICを聞いてたからかなり影響受けてます。

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